効果が高いロキソニンの副作用は?

錠剤 痛み止めとして効果が高いロキソニンですが、医薬品である以上副作用もあります。
ただし正しく使用すれば、重い副作用はめったに起こることはありません。
使用する際にはその副作用について知っておき、正しい使い方を守ることが重要です。

ロキソニンの副作用の代表的なものとしては、まず胃痛や腹痛、吐き気などの消化器症状があります。
ロキソニンは痛みの原因となる物質を作り出す、シクロオキシゲナーゼという酵素の働きを邪魔することで、痛みを軽減させます。
しかし同時に胃を酸から保護してくれる物質を作り出す酵素の働きも抑えてしまい、それが胃痛の原因となります。

副作用による胃の痛みを抑えるためには、ロキソニンを食後に飲むことが重要です。
何も食べずにロキソニンを服用してしまうと、胃酸が弱った胃腸を直接攻撃してしまい、腹痛がひどくなってしまいます。
食後に服用することで、食べたものが酸から胃を守ってくれるので、痛みを軽減させることができます。
また牛乳など、胃の粘膜を保護してくれるものを飲むといった対策も効果があります。
それでも胃痛が気になる場合は、病院で胃の粘膜を保護する薬を処方してもらうこともできます。

他に多い副作用としては、服用後の眠気があります。
ロキソニンは通常5~8時間効果が持続しますが、眠気もその間に起こることが多いです。
ロキソニンを飲んだ後眠気がでやすいと感じる人は、車の運転や集中力が必要な作業はなるべく避けた方が良いでしょう。

また頭痛を軽減させるため薬を過剰に飲みすぎて、新たに頭痛が起こってしまう場合もあります。
これを薬物乱用頭痛といい、薬を飲んでいるのに頭痛が月に半分以上でるような慢性化した症状がでている場合は、注意が必要です。
特に市販のロキソニンを使用する場合は飲みすぎに注意し、用法用量を守ることが大切です。

その他には、まれにじんましんができたり、動悸がしたり、喘息発作が起きたりといった重い副作用が起こる場合もあります。
ほかの風邪薬などで喘息を起こしたことがあるような人は、使用前に必ず医師に相談するようにしましょう。
またもし、そのような重い副作用が起こってしまった場合は、すぐにロキソニンの服用を中止し、病院で対処してもらう必要があります。

ロキソニンで副作用が現れたらどう対処すればいい?

このようにロキソニンには副作用が出ることがあるので、服用の際は事前に牛乳を飲む、食後に服用するようにするなどの予防対策を取ることが大切ですが、それでも副作用が起きてしまった場合は重大な事故に繋がる可能性もあるので、速やかに対処することが必要です。
胃痛や腹痛、胃腸の違和感による吐き気などの症状が現れたら、一旦ロキソニンの服用を中止して様子を見ながら医師に状況を伝えるようにします。
症状が重かったり、ロキソニンの服用を中止してもその症状が続く場合は、早めに内科を受診するようにしましょう。

服用後に副作用と思われる眠気が出てしまった場合は、まず、自動車の運転などの注意力が必要なことや、危険を伴う機械の操作は避けるようにすることが大切です。
通常はロキソニン効果持続時間である5時間から8時間ほど時間が経過すれば自然に治りますが、なかなか眠気が治まらない場合やロキソニンを継続して服用したい場合は、処方した医師に相談することが大切です。

また、稀に体調や他の医薬品との飲み合わせなどによって、手足のしびれや顔面蒼白になり意識が薄れるなどの初期症状があるアナフィラキシーショック、血尿が出たり全身の倦怠感や吐き気を伴う急性腎不全、胸が苦しくなり動悸や息切れ、発熱するうっ血性心不全などの重大な副作用が起きてしまう場合があります。
万が一、これらのような初期症状が見られる場合は、救急車を呼ぶか救急医療機関を至急受診して対処しないと生命に係わることがありますので注意が必要です。

ロキソニンは長期間服用すると消化器や循環器系統に影響を与えることがあります。
3日から5日間服用しても痛みが治まらない場合は服用を中止し、医師に相談することをおすすめします。